日本アレルギー学会第10回総合アレルギー講習会

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会長挨拶

日本アレルギー学会 第10回総合アレルギー講習会のご案内
~Total Allergistをめざして~

 アレルギー疾患の患者数は年々増加しており、本邦では全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患している状況です。
 アレルギー疾患は全年齢・多臓器にわたるため、内科、小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科の医師が連携して診療に当たる必要があります。またアレルギー疾患は、環境や社会生活の中に直接的な原因が存在することから、本質的に社会と密接に結びつく疾患であり、医療関係者のみならず、国民全体の理解が求められます。
 こうした背景から、2014年にアレルギー疾患対策基本法が施行され、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、食物アレルギーの6疾患について、重症化予防、症状の軽減、患者様の生活の質の向上や医療の均てん化などを目指すことが掲げられました。これに基づいて、各都道府県にはアレルギー疾患医療拠点病院が設置されました。しかし、地方都市においてはまだまだアレルギー専門医の数が不足するところも多く、全国レベルでのアレルギー疾患医療の均てん化は道半ばにあります。

 アレルギー学会の専門医制度は、アレルギー疾患の病態全般を理解する知識と、基盤5領域の専門性を土台としています。そこでは、多臓器にわたるアレルギー疾患の診察・治療技能、原因物質の回避・除去指導、ステロイド薬・抗アレルギー薬・分子標的薬・生物学的製剤、アレルゲン免疫療法(皮下・舌下・経口)などの治療を網羅できる、Total allergistを育成することを目指しています。現在、この専門医制度が5つの基盤学会を堅持する形で日本専門医機構のサブスペシャルティー領域に組み込まれることを目指して、手続きを進めているところです。

 総合アレルギー講習会は、講義では自分の基盤領域以外のアレルギー学も広く学び、実習では診療に必要な技術とノウハウを体験できる、まさに総合的な学習を提供しています。これからアレルギー専門医を取得する方には必須の講習会であると同時に、アレルギー診療に携わるすべての医療従事者に学んで頂ける場となっています。
 今回も、講義の多くはハイブリッド開催(後日オンデマンド配信)、実習は現地参加を予定しています。オンラインは便利でじっくり視聴できる利点もありますが、一流の講師のオーラに触れ、全国の仲間と交流できる点で、現地参加はやはり他に替え難いものです。

 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

一般社団法人日本アレルギー学会
総合アレルギー講習会委員長
第10 回総合アレルギー講習会会長
伊藤浩明
(あいち小児保健医療総合センター)

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